fc2ブログ

アクセスありがとうございます

前回の記事「時間とは何か」は、あまり読んで役に立つとか、楽しいとかいうことはないので、アクセスは無いことを予想して載せました。
しかし、載せてから2日間ほど10件が続きました。
このブログでは、けっして少なくない件数です。

こんな話を読みに来てくださった方々、ありがとうございます。
スポンサーサイト



「時間」とは何か

あなたは物理現象としての「時間」について考えたことがありますか?
時間とは何か?」とか「なぜ時間は一方向にしか動かないのだろう?」とか・・・

世の中にはいろいろな説があるかと思いますが、私 個人的には「時間」とは「熱現象であると考えています。
熱現象というのは本質的に原子などの粒子や光などのエネルギーの動きですから、そういう動きが生じない絶対零度においては時間は存在しないと考えます。
つまり、「時間」は「空間」に属するのではなく、物体とエネルギー」に属するものだということです。

しかし、仮にそうであれば「原子が存在しない真空容器の中に時間は存在するのか?」という疑問が生じます。
これは「時間が存在しない」と定義しても良いですし、容器の周囲が絶対零度でなければ容器の中を光や電磁波などが通過しますから、「時間が存在する」と定義しても良いと思います。

このように、「時間」とは「熱現象」であると定義すれば「一方向にしか動かない」という時間の性質も「エントロピー増大の法則」によって説明できます。
つまり、熱湯と冷水を混ぜると何もしなくても「ぬるま湯」になりますが、その逆の現象は「何もしなくても起こる」ことはないのです。
この「熱湯と冷水を混ぜるとぬるま湯になる」現象が「時間の経過」だと思います。

では、宇宙全体で「エントロピー増大」が「コレ以上ムリ」というところまで行きついたら、「時間」はどうなるでしょうか?
その場合、「絶対零度」ではないので粒子やエネルギーの動きはあるはずです。
しかし、その動きは単なる「ゆらぎ」であって、動きの順逆や因果関係は存在しません。
なので、その状態は「時間のゆらぎはあるが、順逆は存在しない」という、時間の流れとしては「絶対零度に近い」状態です。

この仮説、いかがでしょう?

 関連記事>「壺中天下

コメントをいただける場合は、この記事のタイトルをクリックしてください。
この下の方に投稿フォームが開きます。

壺中天下

我々の世界はビッグバンによって、何も無いところから生じたそうです。
しかし、「何も無いところからこの私が生まれた」などと途方もない話は、私には「ファンタジー」としか思えません。

一方、ブラックホールというのはとてつもない「密度」を持っていることになっています。
その質量を体積で割ればそういうことになるのでしょう。
しかし、その中の様子は、まだ誰も見た人がいないだけでなく、外観とはまったく異なる時空が存在していると考えられています。
であるならば、これ以降は私が創作した単なるファンタジーですが、ブラックホールをその中から見れば、我々が住むこの宇宙のように広大で低密度かもしれません。
この宇宙全体の質量がどれくらいか知りませんが、ブラックホールと呼ぶにふさわしい大きさは確実にあると思います。
そして、その中にもブラックホールがある、いわゆる「入れ子」構造であると考えられます。

この宇宙の大きさは直径が約300億光年とか言われ、それより遠くは存在しないとされていますが、この宇宙を外から見れば意外にコンパクトなブラックホールであって、この宇宙の果てがブラックホールの中と外との境界、いわゆる「事象の地平面」なのではないでしょうか?

では、我々のこの宇宙にはビッグバンなど無くて、宇宙の始まりなど無かったのでしょうか?
これは、私は「あった」と思います。
何がビッグバンだったのか?
まず、この宇宙の始まり以前に存在したブラックホールの中は物質とは呼べない高エネルギーが封じ込められたエントロピー極大の世界だったと仮定します。
そのブラックホールが他のブラックホールと衝突したとき、封じ込められていた高エネルギーが一気に流動して不均一になり、内部空間の膨張とともにやがて粗密ができ、塊ができて星になり、島宇宙になったのではないでしょうか?

物理の世界は、最初は単なるファンタジーが、矛盾が無ければ「仮説」になり、実証されれば「真理」に昇格します。
私のこのファンタジーが仮りに正しければ、この宇宙のどこかに突然出現するもの、すなわち我々の宇宙が入っているブラックホールにその外から入ってくる物体やエネルギーが観測されなければなりません。
もしかしてバックグラウンド放射とかダークマターとかにはそういうものが紛れ込んでいるかもしれません。

ここまで書いて、このファンタジーは私のオリジナルではなく、中国の後漢時代(10世紀)に似たような故事があるのを思い出しました。
壺中の天下」と言います。
これにブラックホールやらビッグバンやらの今風の味付けをしてみると、こういう話になるような気がします。
お楽しみいただけましたら幸いです。

コメントをいただける場合は、この記事のタイトルをクリックしてください。
この下の方に投稿フォームが開きます。

気圧と天候

気圧と言えば、次のようなことがよく言われます。
1.低気圧は雨
2.気圧が下がると天候も下り坂


これらが本当なのか知りたくて、少し前に自室に気圧計を置いてみました。
もしも上記の言い習わしが本当であれば、気圧計を天気予報ツールとして使えます。
それも地元のピンポイントで・・・

まぁ、そういうことはネットでも調べられる時代ですが・・・

で、2箇月間ほどその気圧計と、ネットでアメダスによる観測値とを見比べてみました。
2,3ヘクトパスカルの差はあるものの、両者に大きな隔たりはありません。

その結果、気圧と天候の間にはなんの相関も観測されませんでした。
低気圧でも気圧降下でも晴れるときは晴れる、高気圧でも気圧上昇でも曇るときは曇る、降るときは降りました。
なので、気圧計は天気予報ツールとしては役に立ちません。

では、気圧と天候はまったく無関係なのでしょうか?
私、TVの天気予報はほぼ毎日観ていますが、最近の天気予報では、天候を風に関連付けて説明していることに気づきました。
すなわち「こちらから風が吹くと曇りまたは雨」「こちらの風は乾いて晴れ」と言うように・・・
昭和の時代には、「低気圧が近づいていますので曇りから雨」というような天気予報が多かったと思うのですが・・・

風は高気圧から吹き出して低気圧に吸い込まれます。
(正確には、「高気圧で吹き降ろして、低気圧で吸い上げる」でしょうか?)
だから、間接的ですが、気圧は天候に関係するのです。

それでは、気圧計の値と天候との間になんの関連も見られないのはなぜでしょうか?
まず、私の気圧計では、高気圧低気圧が東西南北どちらに配置しているのか、まったく分かりません。
したがって、「風」がどちらからどちらに吹くか分かりません。

気圧配置のほかに、その地域ごとの地形によって風向きが決まるようです。
なので、気圧配置は同じでも、地域によって天候は異なります。

昭和の時代には、まだそれを「翌日の予報」として前日にまとめ上げる技術が無かったのではないでしょうか?
平成から令和になって、アノ旗のような音符のような「点」であった「風」が、地形を考慮した「流線」表示できるようになりました。
それも「翌日の予報」として述べることができる速度で・・・

しかし、今でも、ときどき予報がまったく外れる日もあります。
それが数日続いたりもします。
まだ無限に近い過去データを読み込んだ「AI」にはなっていないのでしょう。
AIだって過去データを読み込ませるのは人手がかかりますから、「ほとんど外れない天気予報」は、あと10年くらいかかるのでしょうか?

コメントをいただける場合は、この記事のタイトルをクリックしてください。
この下の方に投稿フォームが開きます。

「方程式」って?

先日TVで「方程式を覚えられなかった」と発言する人がいて、それを聞いた私は「たしかに方程式という名称は方程式そのものをイメージさせないから覚え難いなぁ」と思いました。
そもそも「方程」って何なのか?
理系男子も知りません。

「線」とか「円」とか単純なものは特に実体をイメージする名称でなくてもいいですが、「正方形」とか「長方形」とか「台形」「菱形」などはそれぞれ実体をイメージし易い名称なので、私としては覚え易くて良かったです。
「りんご」だって「みかん」だってその名称は実体をイメージさせるわけではありませんが、「方程式」はもう少し「体を表す名」であったらもっと覚え易いのではないでしょうか?

しかし、文句を言うだけでは理系男子として不本意なので、「方程式」に代わる名称を考えてみることにしました。
その前提として、「方程式」の定義はどうなっているのかと思い、手元の国語辞典を引いてみると、「ある特定の変数の値についてだけ両辺が等しくなる等式」とあります。
この説明も、私としては「正しいけど小難しい」と思いました。

私の個人的な「方程式」の定義は「未知数を含む数式」です。
たとえば「3=1+2」は方程式じゃないですが、「3=1+X」であれば方程式です。
だとすれば、「未知数式」でもいいですけど、「仮数式」とか呼べば「あぁ、式の中に仮数があって、その値を求める式だった」くらいに思い出せるのではないでしょうか?

意味が分からないものより意味が分かるものの方が覚える意欲が湧きますよね?

コメントをいただける場合は、この記事のタイトルをクリックしてください。
この下の方に投稿フォームが開きます。
最新記事
カテゴリ
プロフィール

理系男子

Author:理系男子
趣味も専門も電子回路という、画に描いたような理系男子ですが、世の中の「読みにくい取説」をなんとかできないものかと思い、自ら「書く側」になってしまいました。
 
 

アクセス数
カレンダー
08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR