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サポカー補助金

ここ数年、車の自動ブレーキ、自動運転装置の話題が官民で活発だった。
そして、「義務化」やら「サポカー補助金」などが報道、あるいは宣伝されるようになった。
しかし、それらの報道や宣伝を見聞きするたびに思い浮かべるのは水戸黄門や大岡越前などの、昭和のTV時代劇だ。
悪代官が悪徳商人と組んで暴利をむさぼり「お主も悪よのう!」と笑い合う、あの場面だ。

そもそも、割安でかつたとえペダルを踏み間違えても両足でどれかふたつのペダルを踏み込めばかならず停止するマニュアル車の生産を縮小し、割高でかつペダルを踏み間違えると暴走し易いオートマチック車の普及に努めてきた車メーカーが、巨額の開発費をつぎ込んでペダルの踏み間違い事故防止装置を開発し、それを国に働き掛けて補助金を引き出し、義務化しようというのだから、言い古された表現だが「マッチポンプ」ではないのか?
  参考資料>「ペダル踏み間違い事故

それもユーザー判断に委ねるならばともかく、お上のご意向にすがる、補助金をねだるという図は見たくもない。

車メーカーさん、企業努力と技術力は認めますが、義務化を圧力にして、補助金で釣るのは潔くないのでは?
少なくとも、プライドのあるエンジニアはそんなことを望んでいないはずです。
自前の技術力とユーザーの評価で売ってこそ、世に認められる真価というものではありませんか?
そんなことをしていると、いつか補助金無しでは生きていけない体質になりますよ!

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「オーディオレス」

単に私が知らなかっただけなのですが、車のパンフを見ていて「オーディオレス」という買い方があることに気づきました。
いちがいに言えませんが、車体価格として1-2%安くなるようです。

「そのくらい」と思われるかもしれませんが、この買い方の本当の狙いはそこではありません。
現代の車は、ただオーディオが載っていれば良いわけではなく、ナビ・オーディオ搭載が普通です。
そして、新車購入時には純正ナビ・オーディオ搭載が一般的です。

しかし、カーアクセサリー品店に行くと、純正より格段に低価格なナビ・オーディオが並んで売られています。
こちらを選ぶのでしたら、むざむざ取り外す運命の「ナビ無しオーディオ」付きよりは、いさぎよく「オーディオレス」を選んだ方がムダがありません。

実際に「オーディオレス」モデルを見てみると、本来「オーディオ」または「ナビ・オーディオ」を取り付ける部分がぽっかり空いていて無残な印象ですが、速やかにカーアクセサリー品店に行ってしかるべくナビ・オーディオを取り付けていただけばまったく問題ありません。
そして、純正品との差額+先に述べた「車体価格のの1-2%」を計算すると、「ナビ・オーディオ」の装備費用として、純正品搭載の半額も夢ではありません。

小賢しい手ですが、ムダなく非純正のナビ・オーディオを使いたい方は、考えてみてはいかがでしょうか?
あくまで参考意見ですが・・・

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シフトレバーのストレス

前回、ここに「高齢者のペダル踏み間違い事故」はオートマチック車のペダル配置に「不慣れ」なために起こす「勘違い」ではないかと私見を述べました。

しかし、さらに私見を重ねると、ペダル以外に、やはり不慣れに起因するストレス要因、すなわち運転ミスの誘因が考えられます。
それはシフトレバーです。
次の図で左側はマニュアル車、右側はオートマチック車のシフトポジションの一例です。
シフトレバー

この例では、左のマニュアル車の場合、「1」と「2」の間に「ニュートラル」が存在しますが、これを無視すれば、「1-2」「3-4」「5-R」の2択が3つ、つまり3ビットの二次元配置です。
これに対して、右側のオートマチック車は5択の一次元配置です。

なにが言いたいかと申しますと、マニュアル車は最初こそ配置を覚えるのに手こずりますが、慣れてしまえば手元を見ずに運転できます。
(逆に、これを覚えないとマニュアル車の運転はできません。)

基本、車というのは、ペダルもウインカーもヘッドライトもワイパーも手元を見ずに操作できるように作られています。
ところが、オートマチック車のシフトレバーは「5択の一次元配置」のため、最初からこれに慣れた若者はともかく、途中でマニュアル車から乗り換えた高齢者は、シフトするとき、「目で確認」しないと正しくシフトしたかどうかが分からないのです。
「シフトレバーを見るのは大変だろう」と、位置をパネルに表示する「親切な」オートマチック車もありますが、私の知見の範囲ではそんなマニュアル車は存在しません。
それだけ、オートマチック車のシフトレバーは「目で確認」が必要なのでしょう。

特に切り返しの多い駐車場などでは、後方を注意深く確認する一方で、「D」と「R」を切り換え、その都度シフト位置を「目で確認」しなければならないのです。
駐車待ちの後続ドライバーがいらだっているであろうと思えば焦りも出ます。

結論:高齢者にとって、オートマチック車のシフトレバーは操作の都度「目で確認」が必要な「やっかいな」装置である。

前回に倣って言えば、
「高齢者の皆さん、マニュアル車に乗りましょう。」と言いたいところですが・・・
(以下同文)

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ペダル踏み間違い事故

車の事故で、ペダルの踏み間違いというのは、事故全体から見ればごくわずからしいので、あえてこの話題には触れませんでした。
しかし、最近高齢者の事故が増加傾向で、その中では無視できないとのことなので、ここで論じたいと思います。

なぜ高齢者は踏み間違うのか?
この辺、私の中ではハッキリしています。
 →高齢者は運転歴の途中から、マニュアルからオートマチックに乗り換えたから、ペダル配置に慣れていない。

ただこれだけです。
特に切り返しの多い駐車場などでは、オートマチック車のペダル配置に「慣れていない」高齢者は、アクセルとブレーキを交互に踏んでいるうちにペダル位置を間違え易いのではないかと推測します。
一方、若者たちは、最初からオートマチック車に慣れているので間違えにくい、と・・・

では、ここから、その踏み間違いによる事故のメカニズムを図を使って説明します。
次の図はオートマチック車の場合ですが、「止める」とき、左側のように「ブレーキだけ」を踏みます。
これを間違えると右側のように「アクセルだけ」になるので、車は「加速」します。
このとき「ブレーキ」を踏んでいると勘違いしていれば、加速とともに「止めようとして」さらに「アクセル」を踏み込むことになります。
オートマチック

次の図はマニュアル車の場合です。
「止める」とき、「ブレーキ」だけでなく「クラッチ」も踏みます。
「ブレーキだけ」踏むと、いわゆる「エンスト」しますので・・・
マニュアル正


次のふたつの図は、どちらもマニュアル車で踏み間違った場合です。
左側はクラッチとアクセルを踏み込んだ場合ですが、このときエンジンは加速しますけれども、クラッチが切れているので車は緩やかに減速します。
いわゆる「空吹かし」状態です。
右側はブレーキとアクセルを踏み込んだ場合ですが、これはブレーキが勝って、「エンスト」で急停止します。
マニュアル誤

結論:「止まる」とき、ペダルを踏み間違えると、オートマチック車は加速するが、マニュアル車は緩やかに減速するか、「エンスト」で急停止するかのいずれかである。

「高齢者の皆さん、安全のためマニュアル車に乗りましょう。」と言いたいところですが、メーカーの方針と戦略により、マニュアル車はどんどん減って絶滅寸前です。
「高齢者の皆さん、車に乗るのはやめましょう。」
 (「それができないから乗っているんだろ!」)
トホホ・・・

これは「最後の手段」ですが、「商用車」にはまだマニュアル車がけっこう生き残っています。
ご参考まで

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土壇場ウインカー

車を運転していると、交差点で前車のウインカーが出ていないので「直進」と判断して追走したら、いきなり右折ウインカーが光ると同時に対向車待ちの停止をし、あわてて急ブレーキを踏むことがある。

自分が右折する場合も、対向車のウインカーを見て、どのタイミングで右折できるかを予測するのだが、信号待ちの先頭車でさえ走り出してからウインカーが出ることも多く、たとえ対向車のウインカーが出ていなくても「直進」と判断することはできないので、対向車の行方を確認してからハンドルを切ることになる。

私自身も出し忘れや出し遅れはあるので大きなことは言えないが、基本はあくまで教習所で習ったとおり、「手前30メートルでウインカー」だ。
なので、そういう土壇場ウインカー運転を腹立たしく思うと同時に、「自分は困らされたことがないのだろうか?」と疑問を持つ。
でも、他家の車庫前に堂々と路上駐車する輩もいるのだから、やった者(いや、やらない者?)勝ちなのだろうか?

この5,6年、そういう土壇場ウインカー運転が年々増殖している(ような気がする)。
とても残念なことに、かつてわれわれ自家用ドライバーの手本であったタクシーでさえこの手が少なくない。
そして、ようやくその原因が分かった(と思う)。
道路が整備されて、「左折、直進、右折」の車線が分かれている交差点が多いのだ。
これなら別にウインカーを出さなくても、その車線に入った時点でどの方向に進むかは自明だ。
しかし、まだまだそういう交差点は100%というわけではなく、片側一車線の交差点だって少なくはない。
分割車線の交差点が100%になるまでは、免許更新毎のウインカー教育の徹底は必要ではないだろうか?
ノートパソコンとかタブレット、ゲーム機で十分なので、ドライブシミュレータによる各人30分程度のウインカー訓練を免許更新毎に義務づけてほしい。

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趣味も専門も電子回路という、画に描いたような理系男子ですが、世の中の「読みにくい取説」をなんとかできないものかと思い、自ら「書く側」になってしまいました。
 
 

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