fc2ブログ

創造力

「創造力」とは、なんでしょうか?
あなたは「0から1を生む能力」と思っていませんか?

私の個人的な考えですが、ちょっと違います。
歴史的に、「0から1を生んだ」人はいないような気もします。
レオナルド・ダヴィンチもエジソンもニュートンもアインシュタインも・・・
では、この人たちは何をしたのでしょう?

またまた「私の個人的な考え」ですが、これらの人々は2つ以上の事項を並べて、共通点や相違点、関連性などを考察し、新しい仮説を出したのではないでしょうか?
私、以前に「作文のヒケツは[起転承結]」という記事を書きました。
その中で「[転]には、まったく無関係に見えて、実は選んだテーマが共通する記憶や経験を書くのだ。」と書きました。
つまり、そこで語った「作文のヒケツ」とは、自らの経験の中から2つの事項を選び出して、その関連を語ることなのです。

であれば、これこそ「創造力」の鍛錬なのです。
何か課題に直面したとき、「あっ、あれと関係ありそう」と思うことが「創造力」です。

そして、そこで「こうすればこうなるのではないか?」と思いつき、さまざまな考察、検証を経て、それが「間違いない」と確信に変わったとき、人は思いがけない力を発揮するものなのです。
あとは実証するしかない」と・・・
IPS細胞の山中教授しかり、カミオカンデの小柴博士しかり、青色LEDの中村氏しかり、です。

それは、最近ハヤリの「ディープラーニング」に似ていますが、人間もAIもどの情報とどの情報に詳しいのかは千差万別です。
それが「個性」のひとつです。
AIの場合には、(おそらく)見込みの薄い情報の組み合わせは、稼働経済性の面からあまり採用されないと思うのですが、大発見や大発明はそういう所にこそあるのではないでしょうか?

「でも、”偶然”の発明・発見はあるでしょう?」
たしかに、発明・発見に偶然は付き物です。
あの「ポストイット」も「粘着力の弱い粘着剤」は偶然生まれたと言われます。
ただ、それはそのままでは「失敗」に終わるでしょう。
それをポジションマーカーという用途に結び付けて「ポストイット」という製品にした結果、ビジネス上の成功となったのです。

「私には創造力など無い」と言う皆さん、その源は多種多様な「情報」、つまり「雑学」と、それらの関連付けです。
私も、小規模ながらそうやって課題を解決した経験を持ちます。
ぜひ、「雑学」と私の推奨する「作文のヒケツは[起転承結]」にそういう意味で取り組んでみてください。

コメントをいただける場合は、この記事のタイトルをクリックしてください。
この下の方に投稿フォームが開きます。
スポンサーサイト



コメント

Secret

最新記事
カテゴリ
プロフィール

理系男子

Author:理系男子
趣味も専門も電子回路という、画に描いたような理系男子ですが、世の中の「読みにくい取説」をなんとかできないものかと思い、自ら「書く側」になってしまいました。
 
 

アクセス数
カレンダー
05 | 2023/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR