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TV放送業界崩落の足音

今年7月18日午前11時半頃、安倍元首相が射殺されました。
そこから当日いっぱいは、ほとんどの地上波TV局がこの場面の放映と関連の情報に終始しました。
しかし、新しい情報は直後の1時間程度までで、その後は同一情報のエンドレス放送となりました。

これ、「横並び」ですよね?
マーケティング理論で「横並び」が有利なのはダントツの「チャンピオン」に限られます。
理由は、ライバルに比べて資金や資材、人材の調達が有利、販売チャンネルの力が優位、ということです。
しかし、これは「チャンピオン」に限られており、2位以下はむしろ「チャレンジャー」として、「チャンピオン」とは差別化」した商品や戦略を採らなければ連敗道まっしぐらです。
なので、私は以前にこのような「横並び」は「無能」の証明だとして、「大事件の際にも持ち回り報道で十分」と切り捨てました。
 参考>「入院の友

実際、今回のこの状況で私がTVの報道を見たのは最初の1時間まで。
「エンドレス放送」になった後は、空き時間を以前の録画とネットの動画で十分過ごせました。

今回もまた「横並び」がやめられなかったこの業界は、自分たちが「メディアの王者」で自分の局が「(そこそこの)チャンピオン」だという幻想にいつまで浸り続けるのでしょうか?
自分が漬かるお湯の温度がどんどん熱くなっているのに気づかない者を、世間では「茹でガエル」と評しますが、この業界のお湯の温度は刻々と上がり続けています。
すでに市場の縮小が先行している新聞業界はどうなのか存じませんが、業績が悪くなってからアタフタしても、自由に使えるお金は社内のどこにもないのですよ。
 参考>「会社は好業績ならOK?

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趣味も専門も電子回路という、画に描いたような理系男子ですが、世の中の「読みにくい取説」をなんとかできないものかと思い、自ら「書く側」になってしまいました。
 
 

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