先端半導体の国産化
最近ニュースで日本の大企業群が先端半導体の国産を目指すと聞きました。
そのための新会社の名前は「Rapidus(ラピダス)」だそうです。
しかし、この話、私は100%失敗すると思っています。
外れるといいのですが・・・
なぜそう思うのでしょうか?
かつて日本の半導体はその高品質によって、売上げ世界一でした。
しかし、現場の技術者は「工員」と呼ばれ、どんなに優れた技術を持っていても給与とか作業環境などの待遇に反映することはありませんでした。
なぜか?
日本の会社組織は「ヒーロー」が嫌いなのです。
社員全員が均一な作業を行うことで、卓越した品質を誇ったからです。
この「ヒーロー嫌い」という日本の会社組織の体質は「絶対に」変わらないと私は信じます。
技術者の立場から言えば、たとえば青色発光ダイオード発明者の中村修二氏などには社長の何倍もの給与を与え、優れた作業環境を提供してもバチはあたらないと思うのですが、日本の会社組織は「工員が社長よりも高給」などという話は決して許しません。
日本の文化は「肩書には金を払うが技術には金を払わねぇ!」ってとこでしょうか?
その結果、かつて、現在の半導体大国の企業による高給と高度な作業環境の提供を条件としたリクルートによって、特に半導体分野で先端技術の海外流出が起こり、日本は優位性を失いました。
この時、「技術は明文化しないで属人化しておく」という日本企業の文化が見事に裏目に出ました。
参考>「技術流出」
そして、これから日本育ちの先端技術がたとえ生まれたとしても、冷遇に呆れた技術者たちはかならず厚遇してくれる海外に流出することでしょう。
その時も「技術は明文化しないで属人化しておく」という日本企業の文化が変わらず同じ役割を果たすはずです。
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そのための新会社の名前は「Rapidus(ラピダス)」だそうです。
しかし、この話、私は100%失敗すると思っています。
外れるといいのですが・・・
なぜそう思うのでしょうか?
かつて日本の半導体はその高品質によって、売上げ世界一でした。
しかし、現場の技術者は「工員」と呼ばれ、どんなに優れた技術を持っていても給与とか作業環境などの待遇に反映することはありませんでした。
なぜか?
日本の会社組織は「ヒーロー」が嫌いなのです。
社員全員が均一な作業を行うことで、卓越した品質を誇ったからです。
この「ヒーロー嫌い」という日本の会社組織の体質は「絶対に」変わらないと私は信じます。
技術者の立場から言えば、たとえば青色発光ダイオード発明者の中村修二氏などには社長の何倍もの給与を与え、優れた作業環境を提供してもバチはあたらないと思うのですが、日本の会社組織は「工員が社長よりも高給」などという話は決して許しません。
日本の文化は「肩書には金を払うが技術には金を払わねぇ!」ってとこでしょうか?
その結果、かつて、現在の半導体大国の企業による高給と高度な作業環境の提供を条件としたリクルートによって、特に半導体分野で先端技術の海外流出が起こり、日本は優位性を失いました。
この時、「技術は明文化しないで属人化しておく」という日本企業の文化が見事に裏目に出ました。
参考>「技術流出」
そして、これから日本育ちの先端技術がたとえ生まれたとしても、冷遇に呆れた技術者たちはかならず厚遇してくれる海外に流出することでしょう。
その時も「技術は明文化しないで属人化しておく」という日本企業の文化が変わらず同じ役割を果たすはずです。
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